目次

世界の地域ごとに航空会社の就航状況を日本目線で分析してみた

1.東アジアの航空会社
日本とは経済的にも歴史的にも関係が深い東アジアの航空会社。成田や関西のみならず地方空港にも数多く乗り入れ、日本の航空会社の強力なライバルとなっています。

再編が進む中国の航空業界
中華人民共和国は、国営の中国民航が建国以来航空事業を一手に担ってきましたが、88年、国際線主体のフラッグキャリア、中国国際航空と国内線主体の五地域会社に分割されました。2002年には再編され、北京を拠点とする中国国際航空、上海を拠点とする中国東方航空、広州を拠点とする中国南方航空の三社に再統合されました。現在は、三社とも国内ローカル線から長距離国際線まで展開しており、輸送規模では中国南方航空が最大ですが、日本への乗り入れ空港数は中国東方航空が最多です。中国からはほかにも、上海航空、海南航空などが日本に就航しており、海南航空を中心に五社が合併して07年に設立された大新華航空が、中国4位の航空会社になっています。

香港は、46年設立のキャセイバシフィック航空が、中国返還後もフラッグキャリアを務めています。60年代から日本に就航している同社は、08年の国際線旅客輸送で世界六位、貨物輸送で世界二位という輸送力に加え、サービスの質でも高い評価を受けており、06年には香港ドラゴン航空を買収しました。香港やマカオからは、香港エクスプレス航空、マカオ航空も日本に乗り入れています。

台湾は、59年設立のフラッグキャリア、チャイナエアライン(中華航空)と、89年に地元海運会社が設立したエバー航空が二大航空会社で、09年時点で、両社共に日本各地の7空港に乗り入れています。中華人民共和国との政治的背景からで羽田空港を利用していました。

日本の27都市から仁川へ
韓国は、62年に国営企業として設立され、69年に民営化されたフラッグキャリア、大韓航空と、88年に純民間会社として設立されたアシアナ航空が二大航空会社です。
大都市以外は両社で乗り入れ先をすみ分けており、両社と、北九州空港に乗り入れる済州航空の三社で、日本の27都市と韓国の仁川国際空港を結んでいるほか、大韓航空とアシアナ航空は、東京の羽川―ソウルの金浦空港間の定期チャーター便も運航しています。
大韓航空は、08年の国際線貨物輸送実績で世界1位であり、旅客輸送では、超大型機A380が就航しています。アシアナ航空は、キャセイパシフィック航空と並んで、旅客サービスの質の高さを評価されています。このほか、アシアナ航空系の格安航空会社、エア釜山も日本就航を予定しています。


2.東南/南アジアの航空会社
世界人口の約三分の一を占める東南/南アジア。経済成長著しいこの地域では、急増する航空需要を背景に、伝統のフラッグキャリアと新興の格安航空会社が、共存しながら成長を続けています。

自由化が進むASEAN
タイ、マレーシスシンガポールなど10カ国からなるASEAN(東南アジア諸国連合)では、域内市場統合の一環として、09年から各国の首都同士の航空路線が自由化され、15年を目途に域内の航空を完全自由化することで合意がなされています。

人口約5億5000万人のASEANで最大の航空会社は、人口が500万人に満たない都市国家のシンガポール航空です。交通の要衝に位置し、古くから交易で盛えたシンガポールでは、航空は基幹産業です。シンガポール航空は、ハブのチャンギ空港とともに、使いやすさやサービスの質で人気が高く、A380のローンチカスタマーになるなど機材の新しさでも知られ、世界第5位の国際線輸送キロを誇ります。

ASEANで2位のタイ国際航空は、59年に設立され、翌年には日本就航を果たしました。航空連合、スターアライアンスの創設メンバーでもあり、現在、東南アジアで最も多く日本路線を運航しています。3位のマレーシア航空は、シンガポール航空と共に、47年に設立されたマラヤン航空が起源です。
シンガポールがマレーシアから分離独立した現在はライバル関係ですが、航空会社としての評価はシンガポール航空に劣らず、ハブであるクアラルンプール空港も新設されて利便性が向上しています。

このほかASEANでは、フィリピン航空、ガルーダインドネシア航空、ベトナム航空などのフラッグキャリアが日本に就航しています。また、マレーシアのエアアジア、タイのバンコクエアウェイズ、フィリピンのセブパシフィック航空、インドネシアのライオンエアなどの格安航空会社が勢力を拡大しており、一部は日本に進出しています。

新興組が伸びるインド
約12億の人口を抱えるインドのフラッグキャリアは、インド独立前の32年に起源をたどることができるエア・インディアで、独立後国有化され、55年には日本に就航しています。07年に国内線主体のインディアン航空と合併して路線網が強化されましたが、92年設立のジェットエアウェイズや、02年設立のキングフィッシャー航空など、純民間会社との競争が激しくなっています。
このほか南アジアでは、リゾート地モルディブヘの直行便があるスリランカ航空やパキスタン航空、中央アジアではMIATモンゴル航空やウズベキスタン航空などが日本路線を運航しています。ビーマンバングラデシュ航空やネパール航空なども一時期日本線を運航していましたが、現在は休止しています。


3.アメリカの航空会社
ビジネスと観光の両面で日本と密接な関係を持つ米国の航空会社は、日本人にもなじみ深い存在です。
なかでも、太平洋路線が充実しているのが、デルタ(ノースウエスト)航空とユナイテッド航空です。
ジョージア州アトランタに本社を構えるデルタ航空は、2009年時点で世界最大の航空会社です。

08年まで、アメリカン、ユナイテッドに次ぐ世界/米国3位でしたが、08年、ミネソタ州ミネアポリスに本社を構えるノースウエスト航空(米国6位)と合併して両社を追い越しました。現在、デルタ航空とノースウエスト航空は統合作業中であり、ノースウエストのロゴは10年中には姿を消すことになります。
1924年に設立された農薬散布会社がルーツのデルタ航空は、1970年代半ばまで国内線主体で、国際線は中米路線のみでした。海外に本格進出するのは78年の規制廃止以降で、日本への乗り入れも87年の成田―ポートランドーアトランタ線が最初です。

一方、26年に設立された郵便輸送会社が起源のノースウエスト航空は、第二次大戦直後の47年に早くも日本に乗り入れ、日本航空の創立時に委託運航を行うなど、日本と縁の深い航空会社です。歴史的な経緯から日本から先の以遠権を持ち、成田空港をハブ空港として米国本土とアジア各地を結ぶ路線網を展開しているため、日本発着便数は週170便以上と、欧米の航空会社では群を抜いて多くなっています。

航空連合は、デルタ航空がエールフランスなどと共に「スカイチーム」の創設メンバーであるのに対し、ノースウエスト航空はKLMオランダ航空と「ウイングス」を結成していましたが、04年にスカイチームに合流しています。

航空連合を創設
イリノイ州シカゴに本社を構えるユナイテッド航空は、旅客キロ数でデルタ、アメリカンに次ぐ陛界1位の航空会社で、26年に設立されました。世界初の客室乗務員を採用した航空会社としても知られています。

デルタ航空と同様、国内線を主力に成長しましたが、83年、バンアメリカン、ノースウエストに次ぐ三社目の米国航空会社として太平洋路線(シアトルー成田線)に進出しました。86年には、バンアメリカン航空から太平洋路線(以遠権を含む)を買収して日本やアジアの広いネットワークを継承し、現在、日本―米国本土路線は、米国の航空会社ではデルタ/ノースウエスト航空に次ぐ便数を運航しています。90年代には、破綻したバンアメリカン航空のロンドン線、中南米路線なども買い取り、路線網を拡大しました。97年には、ルフトハンザなどと共に、航空連合の先駆けとなる「スターアライアンス」を結成しました。同連合のメンバーである全日空とのコードシェアも広く行われています


テキサス路線で日本参入
テキサス州フォートワースに本社を構えるアメリカン航空は、ノースウエストを合併したデルタ航空に次ぎ、旅客キロ数で世界2位の航空会社です。1981年に世界ではじめてFFPを導入したことでも知られています。ユナイテッド航空と並ぶ国内線主体の大手でしたが、80年代以降、長年のライバル、イースタンやトランス・ワールド航空を買収して中南米、欧州路線を充実させ、日本へは、87年、根拠地ダラス・フォートワースー成田線のノンストップ便で参入しました。

98年には、プリティッシュ・エアウェイズなど四社と、航空連合「ワンワールド」を結成しました。日本航空とは、同社がワンワールドに加盟する以前から、マイレージやコードシェアで提携関係にあります。

テキサス州ヒューストンに本社を構えるコンチネンタル航空は、米国四位の航空会社です。日本へは、グアムを本拠とする子会社、コンチネンタル・ミクロネシア航空が77年から就航しており、国内の就航空港数は、米国の航空会社中最多です。米本上路線は、99年から成田―ヒューストン線、翌年から成田―ニューヨーク(ニューアーク空港)線を運航しています。

航空連合は、一時期ノースウエスト航空と提携関係にあったためスカイチームに所属していましたが、同社とデルタ航空の合併にともない、提携先をユナイテッド航空に変更し、2009年にスカイチームを脱退してスターアライアンスに加盟しています。


LCCの優等生
アリゾナ州フェニックスを本拠地とするUSエアウェイズ(USエア)は、旅客数で米国五位の航空会社です。同地を本拠とするアメリカウエスト航空が、旧USエアを吸収するかたちで、05年に誕生しました。09年現在、日本への自社便は運航していませんが、加盟する航空連合、スターアライアンスの米国路線のコードシェアというかたちで成田路線を展開しています。09年には、デルタ航空から成田空港の発着枠を入手しており、12年以降に、フェニックスー成田線を自社便で運航することを検討しています。

テキサス州ダラスを本拠地とするサウスウエスト航空は、71年運航開始と大手では比較的新しい会社です。国内線のみの運航のため旅客キロ数では米国五位ですが、旅客数はデルタ/ノースウエストに次ぐ世界2位で、08年には一億人以上の乗客を運びました。
格安航空会社(LCC)の成功例として知られ、単一機材、第二空港使用、多頻度運航などのビジネスモデルは、多くのLCCの手本となっています。



4.ヨーロッパの航空会社
国際線の旅客キロ実績で世界のベスト3を占める、エールフランス、ルフトハンザ、プリティッシュエアウェイズ。欧州を代表すると同時に、三大航空連合の中核エアラインでもあります。

超音速旅客機コンコルドを運航
欧州3位のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、1924年設立のインペリアル航空を起源とする、英国のフラッグキャリアです。日本には第二次世界大戦後間もない48年、国営企業、BOAC(英国海外航空)の名前で、欧州の航空会社としては最初に乗り入れました。世界初のジェット旅客機コメットや、初の超音速旅客機コンコルドを運航した会社としても知られています。74年にBEA(英国欧州航空)と合併して現社名(日本では「英国航空」と呼ばれていた)となり、87年には民営化しました。翌年には英国2位だったブリティッシカレドニアン航空を合併して規模を拡大し、98年には、航空連合「ワンワールド」を結成しました。

欧州最大の航空会社、エールフランスは、32年に創設されたフランスのフラッグキャリアです。45年に国有化され、51年には日本への乗り入れを開始しました。76年には、ブリティッシュ・エアウェイズとともにコンコルドを就航させています。90年代には、フランス2位の規模を誇ったUTAや、グループのエールアンテールを併合して欧州最大規模の航空会社に成長しました。99年に民営化され、2000年にはデルタ、アエロメヒコ、大韓航空と共に航空連合「スカイチーム」を結成、04年にオランダのフラッグキャリスKLMと持株会社方式で経営統合し、エールフランスーKLMとなりました(両社のブランドは継続)。09年には、欧州の航空会社で初めて、エアバスA380を就航させています。

買収戦略で欧州最大に
欧州2位のルフトハンザは、26年に設立されたドイツのフラッグキャリアです.第二次世界大戦の敗戦で運航停止となりますが、旧西ドイツの航空会社として55年に運航再開し、日本へも就航しています。90年の東西統一で旧東ドイツのフラッグキャリスインターフルクを吸収し、ベルリン路線を再開しました。

97年に世界初の航空連合「スターアライアンス」を結成した同社は、「空の同盟」を意味する社名そのままに、近年はEU内における航空会社再編の主役となっています。07年以降、スイスインターナショナル航空、ブリュッセル航空、オーストリア航空などのフラッグキャリアクラスや、乗客数で英国2位のbmi(ブリティッシュミッドランド航空)などを相次いで傘下に収め、グループ規模は、エールフランスーKLMを凌ぎ欧州最大になっています。

世界最古のエアライン
エールフランスと経営統合したKLMオランダ航空は、オランダのフラッグキャリアであり、現存する世界最古の航空会社です。オランダは欧州の中心に近く、ハブとなるアムステルダムのスキポール空港の利便性も高いことから日本人を含めて乗り継ぎ客の人気は高く、国際線の旅客キロ数、スキポール空港の国際線旅客数は、いずれも欧州4位です。

スペインのフラッグキャリア、イベリア航空も歴史ある航空会社で、マドリードのバラハス空港をハブとしています。日本路線は86年に参入後、一時撤退しましたが、再参入を検討しています。2010年にはブリティッシュ・エアウェイズと経営統合の予定です。

英国でブリティッシュ・エアウェイズに次ぐ規模のヴァージン・アトランティツク航空は、長距離国際線の高品位なサービスで利用者を増やし、89年から日本にも進出しています。航空連合には加盟していませんが、全日空と成田―ロンドン線のコードシェアを行っています。アリタリア・イタリア航空は、ローマのフィウミチーノ空港をハブとするイタリアのフラッグキャリアです。08年に経営破綻しましたが、09年、イタリア2位のエア・ワンと経営統合して再編されました。日本には62年に就航し、09年現在、成田―ローマ/ミラノ線、関西―ローマ線を運航しています。

北極回りで時間を短縮
スカンジナビア航空は、北欧のスウェーデン、デンマーク、ノルウェーが出資する、三ヵ国のフラッグキャリアです。日本には51年に南回り(アジア経由)路線で初乗り入れを果たし、57年には北極回り路線を開拓して、欧州―日本路線の所要時間を大きく短縮しました。09年現在、成田からコベンハーゲンヘの路線を運航しています。
23年設立のフィンランド航空は、83年、世界初の欧州―日本間ノンストップ便で日本に就航しました。
ハブであるヘルシンキのヴァンター空港は、欧州では最も日本から近い(最短9時間半)ため、ビジネス客や観光客の利用も多く、成田、関西、中部国際空港からの路線が設定されています。

スイスインターナショナルエアラインズは、01年に破綻したフラッグキャリアで、スイス航空の資産を継承して誕生しました。現在はルフトハンザの傘下で、成田―チューリヒ線を運航しています.
オーストリア航空も、ルフトハンザの傘下となったフラッグキャリアです。ハブのウィーン空港は、東欧諸国への乗り継ぎの利便性が高いため観光客の利用も多く、09年現在、成田―ウィーン線が就航しています。


5.その他の地域の航空会社
航空自由化が進むオーストラリアでは、リゾート路線を中心に国際線にも格安航空会社が進出しています。一方、オイルマネーで潤うペルシャ湾岸地域では、新興航空会社が勢いを伸ばしています。

LCCが日本に本格就航
オーストラリアを代表するカンタス航空は、1920年設立と伝統ある航空会社で、52年には日本に就航しています。国の立地上、高需要の欧州および北米路線は長距離となるため、航続距離と居住性に優れた機材をそろえており、エアバスA380の2番目の運航会社になったほか、ボーイング787もグループ全体で100機以上を発注済みです。09年時点で、カンタス航空が運航する日本路線は成田―シドニー/パース線のみで、ケアンズやゴールドコーストなどリゾート路線は、03年に設立した格安航空会社(LCC)、ジェットスター航空が運航しています。同じくカンタス航空の子会社だったオーストラリアン航空の路線を07年に引き継いだジェットスター航空は、現在、日本乗り入れ便数ではオセアニア最多です。

オーストラリアでは、カンタス航空に次ぐ存在として、英国ヴァージングループ系の格安航空会社ヴアージン・ブルーがあり、国際線子会社のVオーストラリアでの日本線参入を検討しています。
ニュージーランド航空は40年、タスマンエンパイヤ航空として設立され、65年に現社名になりました。
長く国営でしたが89年に民営化されました。日本への初就航は80年で、09年時点で成田、関西からオークランドやクライストチャーチヘ飛んでいます。オセアニアからはほかに、仏領タヒチのエア・タヒチ・ヌイ、仏領カレドニアのエアカラン(エア・カレドニア・インターナショナル)、パプアニューギニアのニューギニア航空などが日本に就航しています。

相次いで成田乗り入れ予定
中東エリア最大の航空会社は、85年に設立されたエミレーツ航空です。オイルマネーを背景にビジネスと観光両面で急成長を遂げたアラブ首長国連邦(UAE)のドバイをハブ空港として、08年は国際線旅客で世界第4位、国際線貨物で世界第6位までに成長しました。同社のA380発注数(五人機)は、世界最多です。日本には現在、関西空港へ乗り入れていますが、待望の成田就航が実現します。

UAEの航空会社では、03年に設立された、首都アブダビをハブ空港とするエティハド航空も、成田乗り人れが決まっていますまた、92年設立で、現在は関西空港に乗り入れているカタール航空も、ドーハー成田線に乗り入れており、成田―中東路線は一気に充実します。中東からはほかに、トルコ航空が成田と関西、イラン航空が成田に乗り入れています。アフリカの航空会社では、現在唯一、エジプト航空が成田、関西線を運航しています。

唯一のラテンアメリカ直行便
カナダのフラッグキャリア、エア・カナダは、1926年設立ですが、日本就航は94年と比較的最近です。
主に大西洋線を運航していたエア・カナダと、羽田時代から日本に就航していたカナダ太平洋航空(のちのカナディアン航空)の二大航空会社体制が続きましたが、自由化にともなう競争激化で、カナディアン航空はエア・カナダに吸収されました。現在、成田―バンクーバー/トロント線を運航しています。

メキシコからは、34年設立のフラッグキャリア、アエロメヒコが06年にはじめて就航し、現在唯一のメキシコ直行便(成田―ティファナ-メキシコシティ)を運航しています。21年設立のメキシカーナ航空は、日本ヘの自社便はありませんが、日本航空とのコードシェアで成田空港に乗り入れています。

南米では、06年に破綻したブラジルのフラッグキャリア、ヴァリグ・ブラジル航空が成田―サンパウロ線を運航していましたが、現在日本に乗り入れている会社はありません。同国の航空市場は現在、フラッグエリア格となったTAM航空と、ヴァリグを買収した格安航空会社のゴル航空が牽引しています。
09年時点で、南米で唯一、航空連合(ワンワールド)に加盟しているのが、チリのラン航空(ラン・チリ)です。南北アメリカ、欧州、オセアニアヘの路線を展開し、ペルー、ドミニカ、エクアドル、アルゼンチンなどに子会社を持つ南米最大のエアライングループを形成しています。


「元世界最大」の航空会社
ロシアのフラッグキャリア、アエロフロート・ロシア航空の起源は、旧ソ連国営のアエロフロートです。かつてはソ連全域に路線網を拡げた世界最大の航空会社で、日本には67年のモスクワー東京線を皮切りに、ハバロフスクー新潟線などのローカル線も運航していました。91年のソ連崩壊後、各地に民間航空会社が設立されると、アエロフロートも地方路線が分離され、モスクワのシェメレチボ空港をハブとするロシア最大の民間航空会社になりました。09年現在、ロシアではほかに、アエロフロートから独立したウラジオストク航空が、新潟/富山―ウラジオストク/ハバロフスク線と成田―ユジノサハリンスク線の定期チャーター便を、サハリン航空が、函館/新千歳―ユジノサハリンスク線を運航しています。
東欧の航空会社は現在、日本への定期便はありませんが、10年以降、成田発着枠を取得したポーランドのフラッグキャリスLOTポーランド航空の就航が見込まれています。

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