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1.飛行機を利用して快適に移動できるのは近隣住人のおかげ

騒音を引き受けている住民がいる
航空機が飛べば、滑走路の周辺には航空機が上昇・降下するエリアがあり、その騒音を引き受けている住民がいる。このような周辺環境への影響に対して、周辺住民などの理解を得ることが必要である。

一定以上の騒音が発生する場合には、移転補償や騒音対策費などの補償があるが、そのような尺度にあてはまらない程度であっても、周辺住民との間で、飛行する便数や、ルートなどについて、騒音の影響に関するさまざまな調整が行われる。

あるエリアではレーダー誘導を行わないとか、何千フィート以上になってから陸上に入るように海上でレーダー誘導をするとか、運用に関する調整が行われる場合もある。

技術的に最も効率よく飛ばせる方法を考えると、一般的には、滑走路に対してまっすぐ進入してくるルートと、離陸した後はどちらに旋回してもよいルートとなる。が、空港の立地によって、市街地を極力避けるような運用が行われることが多い

発着容量の増加と、周辺の住環境とのどちらを優先するのかに答えを出す明快な計算式は存在しない。広く利用者の利便性や、経済的な効果、できる限りの騒音軽減策に対する理解を得て、「音を拾って」もらっているのが実情である。

公共的な施設によくあることだが、空港も、空港の存在によってメリットを受ける人よりも狭い範囲の特定の人がそのデメリットを受ける、いわゆる、N I M BY(自分の裏庭以外の場所にあってほしい)の施設のひとつと考えられる。空港の利用者として得られるメリットが、そういったデメリットの上に成り立っていることを忘れてはならない

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