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ビーチすれすれを飛行機が飛んでいくプリンセスジュリアナ空港

1.セントマーティンのプリンセスジュリアナ空港
「月刊エアライン」を熱心にお読みになっている読者であれば、知らない人も少なくなってきたと思うカリブ海に浮かぶ島、セントマーティン。この島の入口であるプリンセス・ジュリアナ空港は、白い砂浜が美しいビーチの真上を、人の頭をかすめるんじゃないかと思うくらいの低空で着陸機がアプローチしていくシーンがあまりにも有名だ。世界唯一の特異なロケーションだけに、ぜひとも多くの人に、この迫力を生で体験してほしいと願っている。

2.セントマーティンへの行きかた
セントマーティンは、カリブ海のリーワード諸島にある島だ。小さな島だが、セントマーティンは二つの国に領有されていて、北側はフランス領、南側はオランダ領になっている。とはいっても、北側と南側の行き来は自由で、フランス語とオランダ語以外にも、英語がよく通じる。観光で訪れるぶんにはこっちはフランスだとか、あっちはオランダといったように意識をすることはない。ちなみにお目当てのビーチすれすれを飛行機が飛んでいくプリンセス・ジュリアナ国際空港はオランダ側だ。

日本からセントマーティンヘの行き方は様々なルートがあるが、直行便はないのでアメリカ本土内で乗り継ぎが必要になる(フランスやオランダなど欧州経由でも行けるが、時間的にはアメリカ乗り継ぎのほうが速い)。今回は、アメリカン航空の羽田~ニューヨーク線を利用してセントマーティンを目指すことに。

このアメリカン航空便を使うと、ニューヨーク(JFK)に早朝に着くので、同日中にセントマーティン行きの同社便に乗り継ぐことができる。日付的には、日本を出発した日の夕方にはセントマーティンにいることになるのだ。たとえ短い日程でも、フルにセントマーティンを満喫したい向きにはおすすめしたいルートである。

セントマーティンでは、プリンセス・ジュリアナ空港に近く、アイランダークラブなどマホビーチに近いホテルはいくつかある。好みや予算に応じて選べばいいだろう。しかし、宿泊費はあまり安くない。もちろん、低層階やビーチサイドではない部屋であればいくらかリーズナブルになるが、それでも劇的に安くはならない。セントマーティンは欧米人が訪れる代表的なビーチリゾートでもあるため、物価はいわゆる観光地価格であることを覚悟しておこう。


3.撮影とリゾートを楽しめる
ホテルにチェックインした後は、すぐにマホビーチヘ飛行機見物に出かけた。到着便のスケジュールはマホビーチの横にある名物バー「サンセットビーチ・バー」で分かる。ディスプレーされているサーフボードに、その日の到着便のスケジュールが書き込まれているのだ。チョークで手書きされた文字がなんともビーチリゾートの開放感にマッチしていていい感じ。ここでドリンクなどを購入すれば、ビーチチェアを借りることもできるので、まずはチェックしたいショップだ。店の奥には、ヒコーキファンなら思わず手が伸びそうなセントマーティンをモチーフにしたヒコーキTシャツも販売されている。

ちなみにプリンセス・ジュリアナ空港のトラフィックだが、実はジェット機の定期便はそれほど多くない。しかし、週末になると様相が一変し、臨時便が多数飛来する。乗り入れエアラインは、今回日本から利用したアメリカン航空をはじめ、エールフランス、KLM、USエアウェイズなどだ。

KLMとUSエアウェイズはボーイング747を投入するときもある。ただし、747での運航は、両社合わせても週4回程度なので、あらかじめスケジュールを調べてから行ったほうがいいだろう。また、到着便のラッシュはお昼すぎで、撮影をメインに考えるならここで狙ったほうが効率的だ。アメリカや欧州からの便を撮影できる。

もちろん、ここはビーチリゾートでもあるから、撮影に飽きたら泳いでもいいし、レンタカーを借りてドライブするのも楽しい。島内の街であるフィリップスバーグ(オランダ側)とマリゴ(フランス側)では、小さな島の中でありながら、それぞれで異なる雰囲気をもっているので、観光している気分も盛り上がると思う。フィリップスバーグの空港側の街外れにある元ANAのYS―11はチェックしていただきたいポイントだ。残念ながら今は閉店してしまったのだが、日本から遠く離れたここカリブの地で、レストランとして余生を送っていたYSである。


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