目次

飛行機の分類には色々あって民間機と軍用機にも分類される

1.飛行機の分類法
主翼の枚数や位置による分類
主翼が1枚のものが単葉式で、現在はほとんどこの形式である。2枚の主翼を上下に重ねたものが複葉式で60年前まで使われた形式で、現在でも少数だが曲技機などに見られる。世界初の飛行機フライヤ一号も複葉機であり、少しでも多くの揚力をつけようと翼を二段重ねにした。3枚の主翼を重ねた飛行機まであった。

しかし、翼を2枚にすると重量がかさむのと、上面の翼と下面の翼とで気流が干渉しあい、かえって揚力を減らすことがわかってきたので、採用されなくなった。

単葉式には、主翼を取りつける位置が3種ある。主翼が胴体の上部または上方についているものが高翼式。胴体の中ほどに主翼がついたものが中翼式、胴体の下面に主翼がついたものが低翼式で、現在最も多い形式である。 飛行機の用途にあわせて主翼の位置は決められる。

エンジンや脚の形などによる区別
旅客機には定員による分類方法がある。 明確な基準はないのだが、一般に標準座席数が350以上のものを大型旅客機、100以上350未満のものを中型旅客機、100未満のものを小型旅客機と分類する。

機体に取りつけられたエンジンの数により、1台のものを単発式、2台以上のものを多発式と呼ぶ。多発式のうちエンジンが2台のものを双発式、3台のものを三発式、4台のものを四発式と呼ぶ場合がある。小型機のなかで定員が10名に満たないものは単発式が多く、それ以上の機体には双発式以上が用いられることが多い。

脚の形式により、昔の固定脚式と、現在最も多い引き込み式に分けられる。空中では無用の脚であるから、引き込めたほうが抵抗が少なく、早い速度がだせる。 また、脚の配置により、地上でしっぽの下がった尾輪式と、水平に駐機できる前輪式がある。

軍用機には、空母に着艦できる艦上機があるので、陸にしか着陸できない飛行機を陸上機と分類する。 また、水上から発着するのが水上機で、水上機にはフロート式と飛行艇がある。水上機に引き込み式の車輪をつけ、陸上と水上から発着できるものを水陸両用機と呼ぶ。 飛行機の分類法には多種多様なものがあり、以上あげたものは、そのうちの代表的なものにすぎない


2.軍用機と民間機
軍用機
わが国で使われる航空機は軍用機と民間機のふたつに大きく分けられ、どちらもそれぞれの役目に便利な形とし、最も適した性能と装備を、持つように作られている。

日本国内を飛ぶ軍用機は、自衛隊(航空、陸上、海上)が持っている航空機と、アメリカ海軍、アメリカ空軍、アメリカ海兵隊が持つ航空機。

航空自衛隊は、速度や上昇力がすぐれ、軽快で、強力な武装をもつ戦闘機を主力としている。自衛隊が保持する戦闘機は世界最強といわれているボーイングF-15。 製造元のアメリカの次に配備数が多い。

配備数はおよそ200で、また、日本ではこの戦闘機をライセンス生産している。自衛隊には専守防衛という枠組みがあるので、他国の基地を攻撃する爆撃機は保有していない。ただし、日本国内に侵攻した敵を撃破するため、ミサイルや爆弾を搭載できる支援戦闘機を保有している。F-2と呼ばれる国産戦闘機がある。

陸上自衛隊にはヘリコプターや汎用機があり、地上戦に協力する。 海上自衛隊には哨戒機や水陸両用の飛行艇があり、海上で潜水艦などを見張ったり、洋上で救難作業を行う任務に就いている。

テレビのニュース番組などでよく見かけるB747政府専用機は航空自衛隊に所属している。なお、航空・海上自衛隊は、プロペラ式の初等練習機を持っている。 さて、民間の航空機が安全に飛ぶために、全国の空港や航空路に多くの航空保安施設(レーダーや灯台の役割をする無線標識)がある。これらの施設がいつも正しく働いているかどうか定期的に調べるため、国土突通省の航空局が特別の飛行検査機を飛ばしていることも知っておいて欲しい。

民間機
私たちに身近なのは民間機のほうだろう。国土交通省に登録され、登録記号(JAナンバー)を交付されている航空機はすべて民間機である。

民間機のうち、国や都道府県などの公共団体が購入して飛ばしている飛行機を、公用機と呼ぶことがある。公用機は警察や消防、あるいは災害救助などの特別な任務に就くことが多いが、民間機のほとんどは旅客輸送用に使われる。そのため、燃費や搭乗員数などの性能にシビアで、また騒音などの環境性能にも注意が払われる。
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