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税関職員に向いている人や空港でどんな仕事をしているか解説

税関職員の仕事とは
国際空港で通過するお役所
いずれも旅行者の強い味方
税関は輸出入手続を行なう財務省の機関。出国時には外国へ持ち出す装飾品、100万円以上の現金、銃砲や超高性能パソコンなどを申告し、帰国のさいには課税されるべき外国製品などのチェックが行なわれる。タバコ200本、お酒3本(760cc程度) 、香水2オンスというアレ。それ以上の持ち込みは課税され、ここで納税する。免税品にオトク感を実感できる機関だ。

国際空港には国内便に乗るときには通過しない機関がある。それが税関、出入国審査、検疫。いずれも国外と日本を往復するさい、国と旅行者、国民を守る機関として機能している。成田空港のそれは日本最大だ。

鉄道やバスなら切符の検札だけでいいのに、航空機に乗るさいにはさらに金属探知機や荷物検査というチェックもある。これが国際便となると、さらに前述の機関による手続きも必要になる。航空機でなくとも、海外便なら船舶でも同様。

日本は陸地に国境がないため、陸路でのこれらの手続きは存在しない。国際便を扱う空港ならではの設備だ。煩わしい行列や厳しいチェックのイメージで、あまり好かれてはいない。だが対応も迅速&ソフトがモットーの決して恐い場所ではないのだ。


2.税関職員の仕事とは
水際で麻薬や拳銃コピー商品をブロック
税関職員の仕事は、海外で免税範囲以上の買い物をした旅行者から課税分の関税を徴収すること。いわば、「秩序ある貿易の促進」という役割を担う。加えて、麻薬や拳銃などの不法所持品、ブランド商品のコピー品などを摘発することも重要な任務だ。貨物の通関業務を行う場合もある。グローバル化が進み、人やモノが国境を越えて活発に移動する現在、その業務の重要性はいっそう高くなっている。国家公務員試験合格者を対象に採用試験が行われる。窓口は、Ⅰ種職が財務省関税局、Ⅱ ・Ⅲ種職が全国に9カ所ある各税関となる。

海外から日本に入国する際には、税関で手荷物のチェックを受けなければならない。海外で購入したものが規定の範囲を超える場合、税金がかかるからだ。税関は、貿易が正しく行われるように輸入品や輸出品の審査を行うところ。海外旅行者の手荷物も輸入品・輸出品として位置づけられているため、審査対象になる。空港では税関職員が旅行者の手荷物と貨物の検査を行い、関税や消費税がかかるものに対しては、税金を徴収する。

税関のもうひとつの重要な仕事は、密輸の取り締まりだ。麻薬や拳銃、コピー商品など日本への持ち込みが禁止されているものを取り締まっている。具体的には、海外から帰国した旅客、日本を訪れた外国人に、手荷物に税がかかるものがないか、持ち込み禁止品はないか、パスポートを見ながら質問したり、麻薬探知犬と一緒に手荷物・貨物を調べたりする。税関職員には、機転がきき、広い範囲に気配りができる人が向いている。 また、外国人と接することが多いので、ある程度の英語力も必須だ。

これを旅具通関と呼ぶ。旅具通関では、麻薬やけん銃のほか、偽ブランド品の摘発、ワシントン条約に定められている、絶滅寸前の動植物などが国内に持ち込まれないように取締りを行っている。


公務員試験に合格したら財務省の税関を受験しよう
税関の職員になるには、国家公務員試験Ⅰ・Ⅱ ・Ⅲ種を受験し、それに合格したら財務省の税関の採用試験を受けよう。税関は全国に9か所。成田空港で働きたければ、管轄している東京税関を受験することになる。通常、税関の採用試験の前には説明会が行われ(要電話予約)、面接は1回。なお、税関は空港だけでなく港湾にもあるため、必ずしも空港に配属されるとは限らないことも知っておこう。


3.税関職員向いている人
税関職員は輸出入貨物の検査をし、不正取引や危険薬物がないかチェックする国家公務員なので、正義感や強い責任感が必要な仕事です。
さらに日本に入国してくるビジネスマンや旅行者などたくさんの人と接する機会があるのでコミュニケーション能力が必要です。


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