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空港で働く国土交通省航空局・地方整備局職員はどんな仕事をしているの?

1.国土交通省 航空局職員の仕事とは
国土交通省の職員について
新規路線の許可や運賃の設定も担当
国土交通省航空局は、おもに3つの役割を担っている。「空港の整備」「航空交通の安全確保」「利用者利便の向上と航空運送事業の発展」だ。
全国各地の空港をより効率的に利用できるように、どこに建設するか、どのような空港にするのか方針を立てるのが「空港の整備」業務だ。2005年~2006年にかけて、中部国際、神戸、新北九州など新空港が建設されたが、その事業計画も航空局によるもの。

また「航空交通の安全確保」業務では、航空機や備品等の検査や、各航空会社の運航・整備体制をチェックしている。航空大学校でパイロットを養成するのも航空局の役割だ。「利用者利便の向上と航空運送事業の発展」業務では、航空会社への路線開設の許可や運賃の許可など、航空運送事業を管理している。その他、路線開設の許可、運賃の認可や、経営基盤強化のために必要な財政投融資、税制等による助成の業務を行う航空局本庁は、霞が関の国土交通省内にある

国家公務員試験を受験
理系出身者が多い
国土交通省航空局で働きたい人は、国家公務員試験Ⅰ・Ⅱ ・Ⅲ種を受験しよう。航空局では空港の設計や航空機の検査も行うため、理系出身者が多く活躍している。


2.国土交通省 地方整備局職員の仕事とは
地域発展の―環として空港の建設・整備を担当
国土交通省航空局が空港建設などの計画を立てるのに対して、実際に空港の建設や整備を行うのが地方整備局の仕事だ。そもそも地方整備局とは、地域の発展を目指して、それぞれの地域の特性に合った街づくりを行う官公庁。空港は街のランドマークにもなり、地域づくりにとって重要な要素なのだ。

地方整備局では、空港以外にも、国民が快適な生活を送れるように、道路整備や河川整備、住宅の整備なども担当している。地方整備局は全国に9か所あり、「関東地方整備局」など地域ごとに管轄が分かれている。空港の整備とは、航空局の計画をもとにさらにどのような空港がその地域にふさわしいかを調査し、設計、施工を民間の企業に依頼、建設の現場に立ち会うことだ。

国家公務員試験のⅠ種、Ⅲ種を受験しよう
地方整備局で働くには、国家公務員Ⅱ、Ⅲ種試験を受験しよう。 Ⅰ種では国土交通省本省での勤務が多く、地方整備局に配属になるかどうかわからないことも覚えておきたい。
地方整備局は地区ごとにウェブサイトを持っており、採用情報もそれぞれのサイトで紹介している。

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